豪日研究プロジェクト
― オーストラリア人と日本人の戦争観  ―

AWM 122768 (オーストラリア戦争記念館)
 1945年12月3日、ボルネオのラブアン島。二人のオーストラリア憲兵の間に立ち裁判を受ける日本人軍曹。この軍曹にはオーストラリア兵・イギリス兵・インド兵46人を殺害した容疑がかけられた。924人の日本兵が戦争犯罪の容疑者としてオーストラリア軍の軍事法廷で告訴された。この内、148人が死刑の判決を受けて処刑され、496人が投獄された。戦争直後に行われたオーストラリア当局や他の連合軍の戦犯裁判で日本兵の残虐行為が全面的に暴かれるにつれ、大抵のオーストラリア人が日本人に対して抱いていた偏見は一層強まった。


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